ご葬儀の流れ
ご逝去日
五光に電話
医師は心臓の鼓動と呼吸が停止した時、臨終を告げます。その後、処置と清拭が行われます。※死亡診断書が必要です。
危篤になられましたら、最後の別れをして頂く為に、近親者、友人、知人に連絡します。深夜、早朝でも止むを得ません。
療養中でない方の突然死や事故等の場合は、先ず119番で救急車を呼びます。死亡がその場で確認された場合は、警察と連絡を取り、検死が必要となります。
こんなときどうする?
- 突然であったり、夜中の場合、病院の支払いはどうすればいいの?
- 翌日、あるいは後日でも大丈夫です。
- 危篤を伝えたり、死亡を知らせる範囲や順位がわからない・・・
- 特に決まりはありませんが、家族・両親・兄弟姉妹。祖父母・孫・配偶者の親や兄弟姉妹、三親等までと、繋がりの深い友人や勤務先等、日頃親しくしている方へは必要だと思います。
- 転落事故や火災、交通事故での死亡の場合はどうしたらいいの?
- 現場で警察医による検死と医師による検死が必要となります。遺体を動かしたりせずに警察に連絡をします。
又、自殺や他殺の場合には警察によって司法解剖が行われ死因を調べます。その後、死亡診断書の代わりに死体検案書が交付されます。
自宅またはホールへ搬送
24時間いつでもお迎えにまいります。遠方や国外の場合、航空機搬送の手配も承ります。
こんなときどうする?
- 真夜中で、同乗者があり、しかも故人の荷物もあるのですが?
- 大丈夫です。時間を気にせず、いつでもご連絡ください。同乗も可能ですし、荷物のスペースもありますのでご安心ください。同乗される方は、必ず死亡診断書を携帯していただきますようお願い致します。
打ち合わせ
喪主様を決めていただき、まず、葬儀に対する想いを聞かせていただきます。
こんなときどうする?
- 長男がまだ未成年なので、叔父に全てをお願いしようと思っているのですが・・・。
- 可能な限り喪主はご長男に務めて貰います。世間に対し家督を継いだという意味合いもあります。奥様に務めて頂く場合もございます。名目上の責任者を喪主とします。未成年の場合等は後見人的立場の方に運営責任者として施主を務めていただきましょう。
菩提寺と日程調整
菩提寺(ぼだいじ)へ連絡し、枕経のお願いをします。また、地区の葬儀担当者、区長さんや隣保長さんへの連絡も必要です。関係者と葬儀の日程を最終調整をします。必要に応じて弊社スタッフが同席させていただくことも可能です。
こんなときどうする?
- お寺・近隣への連絡はどのように報告・説明すればいいのでしょう?
- 「住職へ」:先程○○が亡くなりましたので、自宅へ連れて戻りました。枕経をお願い致します。
「区長へ」:本日○○が亡くなりました。何かとお世話になりますがよろしくお願い致します。
「勤務先へ」:○○が○○時に○○にて息を引き取りました。葬儀の日程はこれから相談しますが、取り急ぎ連絡致します。
- 僧侶のお礼やお迎えはどうしたらよいのでしょう?
- 枕経のお礼は葬儀終了後、他のお布施と一緒に渡します。ご自身で来られる場合は必要ありませんが、そうでない場合はどなたか家族・親戚の方に、お車での送迎をお願いします。
※お茶の手配が必要です。又、お寺様によっては、お通夜の開式前につとめられることもあります。
枕経
枕経は、臨終を迎える方のために行う仏教儀式の一つで、文字通り枕元であげられるお経です。故人に対して、或いは仏壇に向かってと宗派によって異なります。
こんなときどうする?
- ベッドや布団はどうしておけばいいのでしょう?
- ベッドは使用しません。故人が使われていた布団であればそれを、無ければ当社でご遺体用の特殊な、掛・敷・枕のセットを用意します(有料)。枕飾りはご宗旨に合わせてご用意しております。
死亡届と火葬の手続き
職場や所属団体等へは所定の窓口・担当者へ連絡します。
こんなときどうする?
- 目上の方にも電話連絡でかまいませんか?
- 危篤の連絡と同様、お電話で大丈夫です。必要な事項がしっかりと伝わるようにメモをつくっておきましょう。
※突然の場合を除き、あらかじめ連絡先リストを作成しておかれるのもいいと思います。
※役場への手続きも必要になります。死亡診断書と印鑑を忘れずに。その際、役場で死亡診断書のコピーをお願いするといいでしょう。
湯灌・納棺
生まれたときの産湯に対し、今生の垢を洗い清めて来世へ送り出す大切な儀式です。また、精一杯生きてこられたことへのねぎらいの思いも込めて、おごそかに執り行います。死化粧、死装束を整え遺族や親しい方々にお手伝いいただきます。末期の水を済まされていない方はここで行います。故人の愛用品、好物等も一緒に入れてあげてください。
こんなときどうする?
- 「御湯灌の儀」ですが、病院でしていただく清拭とどう違うのですか?
- 最近は病院でもきれいにしていただけますが、「湯灌」は浴槽を用意し、全身を洗い清め、洗髪、死化粧等をさせていただきます。生前のお姿と変わらないよう、お顔やお体のこしらえさせていただきます。
※死後数時間、細胞は生きています。その間に爪や髭が伸びたり、場合によっては出血したり、体内に溜まったガスや体液が漏れ出したりすることもありますのでシャワー入浴時にそれらの確認と処置を施します。
- 納棺はいつ行い、誰が立ち会えばいいのでしょう?
- 枕経の後、祭壇の準備が整い次第可能ですが、遠方のご遺族も揃われる時間帯が望ましく、お通夜に間に合うよう、家族、親族、近親者で行います。
※柩に入れてはいけない物があります。爆発物(スプレー缶・ライター等)金属製品、ガラス類(グラス・メガネ等)、プラスチック類等。炉内でご遺体やご遺骨に損傷を与えたり付着する場合があります。
ホールへ搬送
納棺が済んだら、ホールへ搬送いたします。御遺族様も必要な荷物をご用意いただき、ホールへ移動いただきます。
こんなときどうする?
- 遺体の布団はどうすればいいのでしょう?
- ご遺体の布団は、ご遺族様で処分いただきます。処分が難しいようであれば、弊社で処分させていただくことも可能です(有料)
お通夜
お通夜
ご遺族にとっては、故人と過ごすことの出来る最後の夜です。文字の通り夜を通して故人と過ごす時間となります。夜伽とも言われる所以です。最近では、葬儀当日よりも通夜に香典を持ってこられる方も増えていますので、その対応も考慮しなくてはなりません。僧侶はもちろん、弔問客の出迎え、茶菓接待、通夜振舞い等、何かと気忙しくなりますので、事前に落ち度が無いように準備、確認が必要です。
こんなときどうする?
- 通夜の時間を7時と決定しましたが、職場関係者や知人の弔問が多いときはどうしたらいいでしょう?
- 職場や知人の方のお参りを早めに(6時や6時半)案内し焼香を済ませていただくことも可能です。読経後、近隣の方々による御詠歌が行われる地区もあります。
※6時前には準備完了し弔問客を迎えられる体制を整えましょう。僧侶の送迎と出迎え、茶菓接待の準備や式後の説教・法話の有無も確認しておきましょう。弔問客への接待係も決めておきましょう。
通夜振舞
故人への供養の意味と弔問に対する御礼の気持ちを込めてお食事を振る舞います。全ての会葬者様が食事の席に立ち寄るとも限らないため、一般的に寿司・オードブルなどの盛り合せお皿料理を召し上がっていただきます。
こんなときどうする?
- 茶菓接待や、通夜振舞いなどの準備をどうすればいいか分かりません。
- ご安心ください。担当者にご相談ください。無料でご利用いただけるリース品もございますし、お料理やお飲物の手配を仲介させていただきます。
よとぎ(夜伽)
故人の死を受け入れる大切な時間であり、夜を徹して故人を見守ります。蝋燭と線香は、絶やさない様に遺族は交代で見守ります。
葬儀
葬儀・告別式
開式10分前に案内の放送を入れます。準備の整われた方から順じ着座整頓をお願いします。式中は正座が望ましいのですが、あまり無理をされることはありません。一般会葬者の焼香時の答礼と式終了後の挨拶が必要です。予め、役割を決めておいてください。
こんなときどうする?
- 葬儀と告別式はどう違うのですか?
- 本来、葬儀は故人を葬る儀式で、故人に別れを告げる儀式を告別式と云い別々のものでしたが、今では葬儀、告別式と引続いて行われ、合わせて「お葬式」という場合が多いようです。
※補足です。清め塩の習慣がありますが、最近では人の死を忌み穢れたものとの考え方が変わりつつあります。昨日まで大切な家族として共に過ごしたのに、亡くなった途端に穢れたり忌嫌うことのほがおかしくないでしょうか。会葬礼状に清め塩の無いのはその現われです。
お別れ 御出棺
いよいよ、最後のお別れです。御納棺時に用意できなかった品物等はお花と一緒に入れてあげてください。繋がりの濃い方から順にご案内させていただきます。また、一般ご会葬者の皆様へもお別れのご案内をさせていただきます。五光では柩の釘を打ちません。替わりに柩の足元を紐で結んでいただきます。その後、地域習慣等の葬列とご出棺となります。
こんなときどうする?
- 斎場(火葬場)へはどういう方がいくのでしょう?
- ご遺族、近親者、親交の深かった方々です。四十九日法要に案内の必要な方々には行っていただくのがいいでしょう。
※柩へは燃えにくいもの、爆発の恐れのあるもの等は入れないようお願いします。斎場での儀式終了後、柩の小窓からお顔を見ていただけます。これが本当の最後です。約2時間ほどでお骨になります。収骨へは少し早めにお越し下さい。
※火葬許可証をお忘れないよう必ずご持参ください。
葬儀後
昼食及び仕上げ
全てが終了後、食事の席を設けます。上座より僧侶、世話人、親しい友人、親戚と続きます。喪主、遺族は労をねぎらう意味から末席に座ります。喪主か親戚代表の御礼挨拶の後、献杯をし食事となります。
こんなときどうする?
- 精進落し、仕上げ膳の意味が分からないのですが…
- 本来遺族は忌中、野菜や穀物中心の精進料理の食事をし、忌明け後普通の食事に戻りました。今日では、そうした意味合いを踏まえて葬儀でお世話になった方々への感謝と慰労の気持ちを込めて、喪家が接待するお礼の食事が仕上げ膳という習慣となったようです。
※関係者は数日後、何かと気忙しく心身ともに疲れておられることでしょう。あまり長居をするのはかえって迷惑になるかもしれません。頃合を見て喪主より「あまり長くお引止めしましてもご迷惑と存じます」と伝え、お開きにします。
収骨
指定された時間より少し早めに到着しておきましょう。収骨は地域習慣等で若干の違いがあるようですが、概ね、竹と木のお箸で遺骨を順に渡したり、向かい合ったお二人で同じ遺骨を拾い納めたりされています。箸と橋とをかけて、この世からあの世への橋渡しという意味合いもあるようです。いずれにしましても、斎場の係員が丁寧に指示してくださいます。
こんなときどうする?
- 分骨をしたいのですが…
- 宗旨によっては総本山へ収めることもあります。また別の所へ納めたい場合は分骨ができます。分骨用の骨壷が必要になりますので、事前にその旨をお伝えください。
初七日法要
命日も含めて7日目に行います。故人がきちんとあの世にいけるようお祈りします。初七日の法要は、喪主のあいさつに始まり、僧侶の読経、焼香と続きます。その後に再び喪主があいさつをします。
こんなときどうする?
- 御布施の金額が分からないのですが…
- 菩提寺の役員様か、直接ご住職にお尋ねください。
※宗旨、宗派、戒名等により金額は様々ですが、根本的にお世話いただいた御礼ですので、失礼のないようにしたいものです。
お寺参り
お寺参りは、菩提寺にて仏様に葬儀が終了したことを報告するという意味があります。家族と近しい親族が菩提寺を訪れ、本堂でお経をあげていただき焼香をします。
後飾り祭壇
四十九日の忌明けまで、遺骨、位牌、遺影を安置する祭壇が後飾り中陰壇です。ローソク、線香等の火の取り扱いにはくれぐれもご注意下さい。五光の中陰壇はリースです。忌明け後、片付けにあがらせていただき、飾ってある提灯等も箱へ収めさせていただきます。また、不要になったかご類の処分も承ります。
こんなときどうする?
- 線香、ローソクは四十九日の間、絶やさず灯しておかなければならないのでしょうか?
- 線香、ローソクの灯りが四十九日の道中の道しるべとなると聞かせていただきますが、留守をされたり、お就寝のときなどは火災等の問題もございますので、灯篭の明かりや部屋の小玉電球の明かりでいいと思います。